指導方針と指導内容

稽古の心構え

・剣道を正しく真剣に学びましょう
 先生の指導を素直に聞き、しっかり理解して
・悪い癖は早くなおす努力をしましょう
・心身を練磨し旺盛なる気力を養いましょう
 しっかり大きな声(発声)を出しましょう
・休まない、遅れない
 止むを得ず休む、遅れたときは理由を先生に言いましょう
稽古のサイクル

・稽古:習ったこと、注意されたことを繰り返し繰り返し修練する
 稽古は不可能(出来なかったこと)を可能にする
・試合:稽古したことを試してみる「試し合い」
・反省:試合での結果を点検してみる
    評価(良かったこと/悪かったこと)
・工夫:長所はより高め、悪かったことは補うよう工夫をしてみる
試合に向けて

・準備・・・前の日は十分に睡眠をとる
      武道具類の点検をする(忘れ物が無いように)
・信念・・・自分は勝てると強い信念を持つ→必ず勝つ
・工夫・・・敵を知り己を知らば百戦危うからず
      敵の弱点は? 得意技は? 自分の日頃の強み・弱みを知る→戦法を工夫
・気構え・・出たら打て、引いたら打て、そして当たるまで打て
      常に攻撃(こうげき)する気持ちを持ち続けること『攻撃は最大の防御なり』
・隙・・・・相手の精神・気力・構(かま)えが充実しているときは隙はない
      相手を攻めて、変化するところに隙はできる
      相手の技の起こり頭/受け止めたところ/技が尽きたところに隙ができる。
           しかし隙は一瞬であるその一瞬の機会を捉えて打つ

先人に学ぶ

一刀両断 剣の構え(持田盛二先生)
1.目は遠山を見るごとく 
2.腕は赤子を抱くごとく   
3.掌(手)は卵を握るごとく
4.背筋は伸ばして杉の木のごとく
5.足はかろやかにして水鳥のごとく
6.打つ太刀は濡れ手ぬぐいをしぼるがごとく

高い水準の剣道を目指す
どうしたら立派な剣道ができるか、稽古を行うとき、
その質、内容を誤って解釈した場合、いくら稽古の数(時間)を
かけてもその努力は報われない時もある。また上達にもつながらない。

三摩の位
習(しゅう)師を選べ(師から学ぶ)
工(く)工夫する
稽(けい)数を重ねる(修練を通して考える)

「習い→工夫し→稽古を積む」の流れを大切にし、
習ったこと、考えた事を相手と稽古のなかで実行する。(試してみる)

PDCAサイクル
Plan   Do    Check     Action
計画  実行  点検・評価  改善・工夫
現在のビジネスサイクルと全く同じですね!!!

常静子剣談「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
江戸代後期に肥前国平戸藩第9代藩主の松浦静山により書かれた随筆集。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
道を守れば不思議に勝ち、道に背けば必ず負けるという心理術理
の妙を教えている。
剣道を正しく真剣に稽古をすれば「なんであの人に勝てたのだろう。」
と不思議に思うことや「どんな技で勝ったのかよくわからない。
(覚えていない)」というときがある。
逆に負けたときは、必ず敗因がわかるものである。剣道の稽古を不真面目にしていれば、
負けて当然ということ。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」 孫子の兵法より
相手の事を知り尽くし、自分の事を知り尽くしていれば戦いに勝てる、という意味だと思われています。
が解釈が違います。
つまり、敵を知りというのは、今、敵の方に負けるべき理由があることを知る、ということです。
己を知るというのは、己に勝つべき理由がある、という意味です。
相手に不利な条件があり、自分に有利な条件がある時に戦いを仕掛けていけば必ず勝てる。
という意味です。