けい古がおわった時の先生のことばで、「人はなくて七くせ」と言いました。
無いように見えても、人間は7つくらいは「くせ」があるということです。
剣道のけい古でも、みんなが同じ内容でけい古をするのに、変な「くせ」がついている人がいますよね!
そこで、一つ「くせ」を追加しましょう。
その「くせ」とはむずかしいことばで言うなら、ルーティン化するという意味です。
ルーティン化とはスポーツ選手行う試合前のしぐさのようなものです。
有名なのがプロ野球のイチロウ選手がバッターボックスで袖を引っ張りながら、バットの先端を投手側バックスクリーン方向へ向けるしぐさを行っているシーンを見たことがあるのではないでしょうか?
この動作を行うことで、気持ちを落ち着かせ、集中力を高める効果があるのでないでしょうか?
他にもラグビーの五郎丸選手が両手を組んで拝むようなポーズもルーティン化のひとつです。
これも、気持ちを落ち着かせ、集中力を高めるためのものでしょう。
そこで、剣友会の皆さんにも、この「ルーティン」を取り入れて欲しいのです。
けい古や試合時に構えた時に
① 足の位置は正しいか?
両足が平行に真っ直ぐ前を向いているか?
左足のカカトが3cmくらい、右足のカカトは紙1枚分上がっているか
② 左手の位置
左親指の第2関節がおへその前で、一握り分前に出ているか
③ 両腕のバランス
両腕はベース盤の5角形の形になっているか
「赤子を抱くがごとく!」力を入れずに柔らかく、曲げず伸ばさず・・・感じかな!
④ 剣先の高さ
高さはノドの高さで、剣先の方向はお相手の眉間または左目に向かっているか
⑤ 体重のかけ方
左足に7割くらい、右足に3割くらいの比率で体重を乗せているか
いつでも、踏み出せるように左足を床に強く踏んでおくこと
徒競走の時の「ヨーイ・ドン」の「ヨーイ」の状態にしておくこと!です。
この①~⑤を常にチェックすることをクセ「ルーティン」にすることですヨ!
先ずは意識する事!
「足の位置OK」、「左手の位置OK」、「両腕のバランスOK」、「剣先の高さOK」、「体重のかけ方OK」と意識して確認します。
続けていれば無意識にできるよになるでしょう!
これが、ルーティン化です。